プレスリリース

WMS導入でROIを向上させるための4つのヒント

JAPAN, 2014年12月19日

新たに倉庫管理システム(WMS)を導入しようとする場合、一般的には、提供される機能の微細なチェックに最重点を置く企業が多いと思われます。しかし、システムを実際に導入する際の課題や、稼動の後に長期間にわたって続くメンテナンスの問題に関しては見落とされているという場合が少なくありません。システムをいかに導入し、どのようにサポートしていくかという点を十分に理解、認識することを怠ると、結果的に非常に大きなコストにつながる可能性があります。

WMSの導入・維持にかかる投資は、多くの場合、企業の総所有コスト(TCO)の相当な割合を占めています。しかし、こうしたWMSにかかる費用は、事前に実装方法を検討し、既存システムと連携させながら簡単に構成する方法をしっかりと考慮していくことで、相当なコストダウンを図っていくことが可能になるのです。

一部のベンダーでは、スムーズなシステム導入に役立つ、確立された導入メソッドや、体系的なトレーニングプログラムを用意し、既存システムとの統合を容易に実現できるアーキテクチャだけでなく、本当の意味で統合されたソリューションの一部としてWMSを提供しています。こうした総合的な取り組みが、より強力なROIの達成に大きく貢献します。

以下の4つの項目は、WMSをよりスムーズに、より低コストで導入するために考慮すべきポイントです。

  1.  本当に「統合」されたシステムか?
    ソフトウェアベンダーの多くが、WMS以外にも、輸送管理(TMS)、オーダー管理(OMS)や労務管理(LMS)といった多様なソリューションを提供しています。

    そうしたベンダーのほとんどが、それらの複数のコンポーネントを「統合」されたシステムとして販売していますが、そのソリューションの統合方法というのはベンダーによって大きく異なっているのが現実です。

    多くのベンダーのソリューションは、数年にわたる買収の結果として行われた、単なるアセンブリ作業の繰り返しによって構築されたものが少なくありません。こうしたケースでは、技術的なベースは異なり、ユーザインタフェースは表面的なメークアップを施されているに過ぎず、冗長なデータと過度なインタフェースだけが存在する状態になっています。
    また他のベンダーでは、アセンブリから大きく進歩したソリューションの「スイート」を提供しています。ソリューション・スイートは通常、関連するアプリケーションにより全体が構成されている一方で、様々な冗長データ(例えば三つの異なる注文書テーブル)に対応するために、異種の技術に依存する状態を作り出し、一貫性のないミドルウェア戦略を持たざるを得ません。(つまり、ベンダーには顧客の企業戦略とは異なるミドルウェアが求められます)

    同一のプラットフォーム上で実行されるソリューションというのは、同一のアーキテクチャ内でホストされ、同一のデータベースを利用し、同一のユーザインタフェースを介してアクセスすることでビジネス目標を共有し、ビジネス・プロセスの根本的な最適化の実現と同時に、企業の総所有コストの削減にも貢献するものです。

    プラットフォームベースのソリューションは、オーダーをさまざまな倉庫に割り当てている場合でも、サプライチェーン管理のより総合的なアプローチを可能にし、オーダー管理システム(OMS)はすべての倉庫のキャパシティを考慮することができます。新たなオーダーを処理する場合、指定された倉庫で一時的に雇用されたコストの高い労働者が作業するよりも、より近くの倉庫に割り当てる方が安くなるケースもあります。

    さらに、マルチ・チャネル型の小売業者にとっても、オーダー入力から顧客への領収書発行に至るまでの受注情報全体を管理、監視できる機能を持つ、統合されたシステムは非常に重要となります。
    また、他のシステムと統合されたOMSソリューションによって、企業は、より良い在庫のセグメンテーションが可能になり、可視性を高め、在庫配分を最適化し、収益性の向上とコストダウンを促進することができます。
     

  2. 設定変更が容易に行えるか?
    企業が複数の倉庫を有している場合、すべての倉庫で同一のWMSを利用することのメリットは小さくありません。同じ導入方法を用いることができ、一般的なトレーニングのアプローチや、標準化された構成設定を使用できるなど、その効用は多大です。一方、設定管理ツールなど、いわゆるスマートITを実現するソリューションは、新たなビジネスや日々変化する日常業務をサポートするために、いつでも柔軟に設定を変更できなければいけません。例えば、パラメータの設定変更を伴う新たなピッキングのプロセスを作成しようとした場合、本番実行前に十分にテストを行える制御された環境が求められます。しかもマウスのクリックだけで、単一の倉庫あるいは管理している配送拠点すべてをリアルタイムに操作できる必要があります。
     
  3. ワークフローの組み替えは簡単か?
    さらに、ユーザーが業務のワークフローを簡単に設計できることも重要です。高度な機能を持った優れたシステムには、システム導入後でもグラフィカルなプロセスマップによって簡単に変更が行えるワークフローツールが備わっています。そうしたシステムを活用することで、ユーザーはワークフローを常にコントロールすることができ、オペーレーション管理を進化させつつ、同様の業務が発生した際も簡単かつ短時間で対応することが可能になります。

    入庫処理を考えてみましょう。優れたシステムには、サプライヤーAからの入庫チェックは全商品を対象に行い、サプライヤーBからの入庫は一部のみランダムにチェックするといったような指定を行うことができます。また、品質チェック後すぐに出荷できる商品がどれで、オーダー受注後すぐにピッキング可能な商品はどれなのかといったことを指定できる機能も備わります。ユーザーがこうした機能をテスト環境で試用し、新しいワークフローに満足すれば、実環境においてもワンクリックでWMSの変更をアクティブに行っていくことが可能になります。
     

  4. カスタマイズが柔軟に行えるか?
    最新のITアーキテクチャで構築されたシステムでは、カスタマイズは、既存システムに対して拡張的に対応します。言い換えれば、元のプログラムコードを調整する必要は一切ありません。単に新しいコードだけが追加され、将来のアップデートやアップグレードにも対応可能です。

    以前は、アップデートおよびアップグレードに対応するために、継続的なプログラム追加や度重なるカスタマイズが何度も行われ、膨大な時間とコストがかかっており、業務の支障ともなっていました。しかし、最近のシステムでは、ビジネスに必要な柔軟性をもった拡張機能が提供され、改ざんの危険性からコアベースシステムのコードを隔離し、データとプロセスの整合性を保護するとともに、円滑なシステム・アップグレードを推進します。

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